落ちた面接の次の日からが地獄、でも2社目に挑む

転職活動で初めての面接は散々な結果に終わりました。

次の日からの仕事は言うまでもなく地獄です。生きる気力を奪われたとでも言いましょうか。とにかくヤル気が起きません。

学生時代の就職活動だったら、面接に落ちて気分が乗らないときは自己裁量で少し休もうと調整できます。しかし、働きながら行うサラリーマンの転職活動ではそうはいきません。面接に落ちようが、次の日には全力で働かなければいけません。

むしろ、休んでいた間の仕事をカバーしなければいけない分、普段よりもがんばらなければ取り戻せません。これがかなり精神的に堪えます。まだ1社目ながら「こんなにツライのなら転職活動で無理じゃね?」と諦めそうになります。それほど、次の日からの業務がツライです。

特に怒鳴られた時の悲壮感が別物です。「転職したらもう会わなくてもよい」と思うことで耐えることができていたのが振り出しに戻ったことで、精神的なダメージが半端なく上がりました。相変わらず泣きそうになります。休んだことに対する嫌味も言われます、ツライです。

2社目の面接に挑む日がやってきた

精神的に堪える日々が続いていますが、エージェントとの連絡は継続して行い他社への応募は続けました。1社目の会社に落ちてから数週間、いろいろな会社への応募を行い、そして書類選考で落ち続けました。

しかし、やっとのことで2社目の書類選考を通過を得ることができました。ちなみに、同時にもう1社、別の書類選考にも通過しました。ゆえに面接の手駒は2つになりました。

2つとも立地条件、待遇はまずまずで、職種も希望通りです。受けてみて、良さそうなら転職したい。そう思える求人内容でした。加えて嬉しかったのは、2つの会社の立地がそれほど遠くなく、面接日さえ都合がつけば同日に面接を受けられることです。言うまでもなく、面接日時は同日になるようにエージェントへお願いをしました。

面接日時は、前回と同じように平日での面接です。どうやら、転職活動の面接は平日に行われるのが普通のようです。前回の面接から数週間が経っていますので「体調不良」を言い訳にするには良い頃合いでした。逆にすぐに面接を受けなければいけないとなっていたら苦労していたと思います。そういった意味では書類選考に落ち続けた数週間も無駄ではなかったのかもしれません。

本当は、なんでこんなコソコソと休みを取って転職しないといけないんだと思うんですけどね。

何はともあれ、2~3社目の面接日がやってきました。今回の面接時間は2社目が午前10時、3社目が午後1時です。結構タイトです。午前10時の方は始発でも微妙に厳しい時間帯でしたので、今回は前泊することになりました。

当日、面接会場に向かおうと外に出ると雨が降っていました。お気に入りの青い傘をさして出かけます。1社目はJR沿線にありましたが、今回は私鉄になります。電車が違えば雰囲気も違います、何もかもが新鮮です。通勤時間からは少しズレた時間帯でしたので車内は比較的空いていて、大学生や営業と思われるサラリーマンがちらほらいました。

電車に揺られること十数分、会社の最寄り駅までやってきました。時間は面接開始の40分前、前回と同じくかなり早く到着しました。会社までの経路を確認した後は、適当に歩いて時間をつぶしました。コンビニに入っても良かったのですが、ちょっと心が落ち着かなかったので体を動かしたかったのです。

見慣れない街並みを歩くのはとても新鮮で、ウロウロと歩き続けていたらちょうど良い時間になりました。

あらためて服装が乱れていないことを確認してから、目的の会社へと向かいました。今回の会社には守衛がありましたので、守衛にて面接を受けに来たことを伝えました。「〇〇さんですね、このバッチをつけてお入りください」と言われ、「GUEST」と書かれたバッチをもらいました。

バッチをつけると、「そうか、面接に来たんだったな」との思いが強くなり少し緊張してきました。

社内に入ると、すぐさま近寄ってくる人がいました。

「〇〇さんですか?」

「はい、そうです」

「あ、私人事部の〇〇と申します。本日は(以下略」

やはり人事部の人でした。前回の会社でもそうでしたが、人事部の人間というのは往々にして愛想が良いものですね。

簡単な社交辞令を済ませた後、早々に面接室へと案内されました。面接室へ向かう途中、チラッと働いている他の社員の姿が見えました。社員同士の席の間隔は狭くて少し窮屈そうでした。皆、パソコンに向かって黙々と作業をしています。まあ、イメージ通りといったところです。

面接室に到着すると、人事の人が担当部署の人を呼びに行ってきますと部屋を出ていきました。ここまでは前回とまったく同じ流れです。

職場の雰囲気に関しては前回の会社よりマシに思えます。特に悲壮感にあふれているといった印象はありません。

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