コンビニレジ袋の有料化を環境保護というな

コンビニのレジ袋が有料化されるみたいですね。

レジ袋の有料化自体は勝手にやってくれと思いますが、有料化する理由が「環境問題に配慮した結果」と言われると、私はつくづく吐き気がします。

あのさ、コンビニ側がそれを言うかね。バカみたいにあちらこちらにコンビニを乱立させて、フランチャイズのオーナーに過剰発注を強要して毎日多くの廃棄物を生み出しているのは誰だよ。

しかも、値引き販売を認める認めないで延々ともめているだろ?

値引きしないで捨ててくださいというのが会社の方針なら、そんな会社が「レジ袋の削減は環境保護のためです」なんて言い出すのはダブルスタンダードだと思うんですよ。

そもそも、レジ袋ってそんなに環境破壊をしているのでしょうか?

レジ袋って主成分はポリエチレンですよね。元は石油からできています。石油って都合よく欲しいものだけ作り出すなんてことはできず、いらないものまで一緒に生成してします。その「いらないもの」の代表格がポリエチレンです。

それなので、レジ袋だけを減らすことができれば環境保護にはなりますが、代わりに何かを消費するくらいならレジ袋を使っておく方が環境に良いと思うのです。

たしかにレジ袋は1年間に300億枚以上がゴミとして捨てられており、かなりのゴミになっているのは理解できます。しかし、レジ袋がなくなったら不便じゃないですか。全員が手で商品を持ち帰るのですか?

ここで登場するのが利権なのか何なのかエコバックという実際は全然エコじゃない存在。

特にポリエステル製のエコバックなんて、エコバックの名前をつけられるのが怪しいくらいエコではありません。これもよく言われますが、単なるエゴバックです。

特に最近は中国製の安いエコバッグが格安で販売されていますが、あんな安くてボロボロになりやすいエコバックでも長く使うんですよね?

現実は、少し古くなったエコバックはすぐに買いかえるんじゃないですか。もしそうならまったく意味ないですって。おとなしくレジ袋を使っとけと思います。

結局、見せかけの環境対策によって本質的にはなんら環境保護にはならないんじゃないかと心配しています。

これって以前に問題になった「割りばし問題」と同じです。目先の問題ばかりに気が取られ、物事の重要な本質を見失っていては意味がありません。

スーパーで「レジ袋は必要ですか?」と聞いてくるな

あとね、スーパーでいちいち「レジ袋は必要ですか?」と聞かれるのが半端なくストレスになります。

手ぶらでやってきて沢山の商品を買った人間に「レジ袋は必要ですか?」だからね。バカなんじゃないかと思います。

レジ袋をいらない人は「Noレジ袋カード」みたいなのを提示することになっているのですが、なぜか全員に「レジ袋は必要ですか?」と聞いてきます。

レジ袋をもらうことに罪悪感でもうえつけようとしているのでしょうか?いまいち意図がわかりません。

安っぽい中国製のポリエステルであろうエコバックを持ったオバサンが「エコバック持参していますのでこちらに!」と自信げな顔で言っているのを横で聞いたときには、そのエコバックを末永く使ってくれるんだろうかと心配になります。

まあいずれにせよ言えることは、めんどくさいからレジ袋入りますかなんて聞くな!ということです。

本当に環境が心配なら企業側も身を切れるのか?

本当の意味で環境破壊に取り組むのなら、地域の面積あたりのコンビニ・スーパーの設置件数を制限して少しでも食品廃棄を減らす方向にでもしないと意味がありません。

あるいは、過剰な仕入れをやめることによって廃棄量を減らす方向にするべきです。

でも、利益が減ってしまうからそんなことしないでしょ。

レジ袋の有料化にしたって、あるスーパーでは年間1億5000万以上のコストダウン効果が得られたみたいですしね。企業がレジ袋の有料化を推進するのは儲かるからやるだけです。

やらない偽善よりやる偽善でしょうか?

いやいや、日本の食品廃棄量の増加に大きく貢献しているコンビニが「やる偽善」も何もないでしょう。

ただ単に全方位に向かって利益を追求しているだけですよ。