非公開求人というシステムを知る

転職求人サイトで求人探しを行う傍ら、転職関連のサイトを巡っては関係する情報を収集しました。

するとどうやら、新卒時の就職活動と中途採用の転職活動とでは求人システムがまったく違うことがわかってきました。この大きな違いの1つが非公開求人という仕様です。

私が延々と転職求人サイトでチェックしている求人は公開求人と呼ばれる求人で、それとは別に一般には公開されない非公開求人という存在があるみたいです。

非公開というのがいまいち理解できなかったのですが、調べていくと要は企業からのスカウトメールであったり、転職支援業者という専門の業者に出回っている特別な求人のことです。

なんで非公開にするの?全部公開すればいいじゃないか!とも思いましたが、企業側からすれば無駄に多くの人間に応募されるよりは、ある程度のフィルターにかけられた限られた人間だけに応募してもらった方が効率が良いのでしょう。なるほど、転職活動での求人にはこんなシステムがあるんですね。

公開求人にする背景を考えてみた

では、すべての求人は非公開求人で良いんじゃないかとも思いましたが、おそらく非公開求人にするには何らかのコストがかかるのでしょう。逆に公開求人は非公開求人に比べれば安価に掲載できるのかもしれません。

となると、別に応募者の質なんてある程度でいいからとりあえず人が欲しい企業はどうするか?そう、公開求人で大量に釣れば良いのです。

別に公開求人を批判したいわけではありませんが、もし私がとりあえず人が大量に欲しい企業の人事なら大量の公開求人を出すでしょう。程度は違えど、掲載無料のハローワークにブラック企業が大量の求人を出すのと原理は同じです。

少しだけ求人のシステムに詳しくなった状態であらためて公開求人を見てみると、これがまた胡散臭いことこの上ありません。求人票に載っている社員の笑顔かあら待遇面の数時まで、ありとあらゆる内容が嘘にしか見えなくなってきました。

結局、あれやこれやと調べていくうちに行きついた結論。それは「公開求人で応募するのは危険」と判断しました。

もちろん、中にはアタリもあるのかもしれませんが、それ以上にハズレの企業が多いような気がするのです。常に応募をかけている企業、一覧から消えたと思いきや数週間以内に再掲載される企業、掲示板で徹底的に叩かれている企業。とにかく怪しい企業が多すぎます。

ネット掲示板も大いに役に立っています。火のないところに煙は立たぬとはよくいったものです。

それにしても、転職活動は学生時代の就職活動とはまったくの別物だなと痛感します。

就職活動もアレはアレでツライものでしたが、同じ志の仲間がいたり合同説明会が開かれたりと、何かと大きな流れが用意されていたと思います。

それに対しては転職活動は完全に自分から動いて行かないと何も起こりません。孤独な戦いですね。

しかも一番ツライのは、これを働きながらやらなければいけない点です。もともと、毎日のプライベートがほとんどない生活です。毎日、30分ずつ睡眠時間を削っては転職活動にあてています。成果に関してはいわずもがな、牛歩のごとく遅いです。

早く転職活動を進めたいという気持ちと早く寝たいといった気持ちとが交錯しながら、毎日の寝る前に転職求人サイトを眺めています。

とりあえず非公開求人に応募するためのスカウトメールをもう少し待ってみようかと思います。実は転職求人サイトに登録してから、スカウトメールという名の求人一覧が届いていたのは気づいていたのですが、あれが非公開求人だとはあまり理解していませんでした。

とりあえずスカウトメールの求人をメインに探してみようと思います。

前へ一覧次へ